はじめに
近所のハードオフでKindle PaperWhiteのジャンク品が4,400円で売られていたので、
前から欲しかったし検証用にと購入。
本体と純正カバー、保護フィルム(貼られていた)がついてきました。
検証した内容
- HTMLの各種タグが動作するか
- CSSでの修飾ができるか
- JavaScriptは動くか
- WebGLは動くか
なお画像は貼りたいところですが、一つ一つ貼ってると大変なことになるので、面白い挙動をしたところのみを掲載し、そのほかは省略させていただきます。
気になったらお手持ちのKindleで試してみるか、ハードオフへGO!!
ブラウザ(体験版)の基本情報
HTTP_USER_AGENT
Mozilla/5.0 (X11; U; Linux armv7l like Android; en-us) AppleWebKit/531.2+ (KHTML, like Gecko) Version/5.0 Safari/533.2+ Kindle/3.0+
よくあるブラウザ判定サイトでは"Safari"として判定されました。
HTML編
META
メタタグで指定した秒数後、再読み込みができるか確認コード
<metahttp-equiv="refresh"content="10">
他のブラウザと変わらず、任意の指定した秒数後 再読み込みができました。
FONT
Kindleのフォントは "ゴシック"、"筑紫明朝"、"明朝"があるみたいです。コード
<fontsize="3">これがデフォルト</font><fontsize="5"color="blue">フォントサイズ5,文字色を青色へ</font><fontsize="7"face="明朝">フォントサイズ7,フォントを"明朝"へ</font>

サイズは変わりましたが、フォントは変わりませんでした。
BLINK
点滅。
NN独自の仕様だけど、kindleで動いたら面白いねと思ってやってみました。コード
<blink>この部分</blink>が点滅するはず
点滅しませんでした...(◞‸◟)
IMG
画像はどこまで表示できるか(種類、サイズなど)
今回はサンプル画像として、BlobEmojiの絵文字を表示させてみました。
コード
<imgborder="0"src="./GIF.gif"width="128"height="128"alt="gif"title="gif画像"><imgborder="0"src="./PNG.png"width="128"height="128"alt="png"title="png画像"><imgborder="0"src="./JPEG.jpg"width="128"height="128"alt="jpeg"title="jpeg画像">

.gif、.jpg、.png共に白黒で表示されました。(๑˃́ꇴ˂̀๑)
TABLE
テーブルの表示の仕方を見たいコード
<tableborder="1"><tr><th>タイトル1</th><th>タイトル2</th></tr><tr><td>項目1</td><td>項目2</td></tr><tr><td>項目3</td><td>項目4</td></tr></table>
FORM・INPUT
どんな感じで表示されるか・各種機能が使えるか・キーボードはどんな感じコード
<form><p>
button<inputtype="button"value="ボタン"></p><p>
text<inputtype="text"size="50"></p><p>
password<inputtype="password"size="6"maxlength="10"></p><p>
radio<inputtype="radio"name="radio">1
<inputtype="radio"name="radio">2
</p><p>
select<selectname="select"><option>項目1</option><option>項目2</option></select></p><p>
textarea<textareacols="30"rows="10"></textarea></p><p>
file<inputtype="file"></p></form>
テーブルや各種フォームも、他のブラウザとあまり変わらない表示です。
キーボードはこんな感じです。
<input type="file">は、ファイルを選択...のボタンは表示されるもの、
タップするとサポートされていないとのダイアログが表示され、使えませんでした。
HTML5編
HTML5で追加された要素について検証してみます。
audio
本体にスピーカーがないけど、どういう挙動になるかコード
<audiosrc="audio.ogg"controls><p>音声を再生できない場合の解説の文字列</p></audio>
video
再生できるかなコード
<videosrc="video.mp4"><p>動画を再生できない場合の解説の文字列</p></video>
ruby
ルビ振り。どういう表示になるかコード
<ruby>漢<rt>かん</rt>字<rt>じ</rt></ruby>

mp4の動画・.oggの音声 共に再生できず、代替の文字列が表示されました。
ルビふり(読み仮名)はちゃんと表示されてます!
CSS編
コード
h1{text-align:center;margin:0;padding:0.6em2em0.4em;background-color:#294172;color:#fff;font-weight:normal;font-size:1.75em;border-bottom:2pxsolid#000;}
HTML側では、h1で簡単なタイトルバー的なものを表示するように記述してあります。
ちゃんとCSSが適用されているようです!
JavaScript編
document.whiteとかが動くかコード
<script>document.open();document.white("文字列");document.close();</script>
文字列は表示されず、ほかの物も試してみましたがうまく動作しませんでした。
WebGL編
WebGL Water (Made by Evan Wallace)
水の波形などをWebGLでレンダリングしシミュレーションできるサイトです。
レイトレをシミュレーションする機能もあります。
「Loading...」がずっと表示されるだけで、動作しませんでした...。
まとめ
筆者初Kindle端末だったので、いろいろとやってみましたが、これが一番おもしろかったと思います。
ほかの企画も考えて書いてみたいと思います!
みなさんもお手持ちのKindleでいろいろ試してみてくださいね!