Hello Dollyとは
おそらくWordPressでもっとも知名度の高い、プラグイン。
”Hello Dolly”
このプラグインはWordPressをダウンロードすると初期でインストールされている。
有効化するかしないか・・・むしろ削除していいのか。
頭を抱えたことがある人もいるかも知れない。
ある先生に面白いよと言われ興味をもったのが今回の記事の発端です。
プラグインの詳細にはこう書かれている。
”This is not just a plugin” これはただのプラグインではない
ということで、プラグインのファイルを覗いてみた。
hello.php
プラグインを構成するデータはhello.phpのみ。
とてもシンプル。
変数にHello Dollyの歌詞を代入し、ランダムで取り出し、それを管理画面に出力する。
アクションはもちろんだが、ダッシュボードでのheadにCSSを適用するための関数など、
WordPressプラグインを作成するためのヒントがたくさんある。
一部紹介します。
wptexturize()関数
returnwptexturize($lyrics[mt_rand(0,count($lyrics)-1)]);
ランダムに配列のindexを決定し、配列の要素を取り出す。
wptexturize()というwp関数を使用し文字を変換したものを返り値にしている。
admin_notices関数(アクション)
add_action('admin_notices','hello_dolly');
admin_noticesは管理画面を表示する際に実行されるアクションである。
なので管理画面を表示した際、定義したhello_dolly()が呼び出される。
そしてランダムで抽出した歌詞の一部が管理画面上に表示される仕組み。
add_action()は言わずもながwordpessシステムの関数にアクションを追加する関数。
admin_head関数(アクション)
add_action('admin_head','dolly_css');
admin_head関数(アクション)は管理画面のHTMLのheadタグ内に出力することができる。
dolly_css()の中ではstyleタグでcssが記載されている。
ちょっと改変してみた
どんなプラグインなのか理解したところでちょっとカスタマイズしてみた。
そう、歌詞をお気に入りの曲にしました。
作ってみた
せっかくなのでサクッと先程の関数を利用しプラグインを作ってみた。
インスタントラーメン並みにできたプラグインがこちら、
<?php/*
Plugin Name: notices
Plugin URI:
Description: 管理画面に注釈を入れます
Author: plammm9
Version: 1.0
Author URI: https://yukari-portfolio.work
*/functionnotices(){?><p>これはテストサイトです</p><?php}add_action('admin_notices','notices');?>
まとめ
結論は削除してしまってもいいプラグインです。
ですがすこーし自分好みにカスタマイズするとほっこりします。
また、初学者のプラグイン作成やwp関数のお勉強にはちょうどいいんではないでしょうか。
一部のみの抜粋のため気になる方はファイルを覗いてみてね。
そう考えると「ただのプラグイン」ではないですね。